バリアフリーや公共交通網の整備、東洋系のスーパーなど、カナダ西海岸でのロングステイは、ちょっとしたコツをつかむだけで、気軽に現地の暮らしに溶け込める。
バスや電車、船などの安全で清潔な公共交通網が整備されている。ゾーン内での乗り換えが自由など、使いかってもよく、乗り放題の1日券、1ヶ月ごとの定期券なども用意されている。
BC州の街は、歩道の段差からトイレ、劇場の専用スペースまで、車椅子でも自由に行き来できるように細かい配慮がなされている。歩道の幅も広く、足の弱い方なででも、ゆったりした気分で買い物や散歩を楽しむことができる。
食料品の大型スーパーがあちこちにあり、生鮮食料品から日用雑貨まで買うことができる。東洋系のスーパーや日系の食料品店などもあり、日本の食材を入手するのも、それほどむずかしくない。野菜などは、バラで売られているのが普通で、文字通り人参一本からでも買うことができるのも便利。風邪薬などの常備薬、化粧品、雑貨などはドラッグストアで。
カナダの医療技術は世界的にも高いレベルに達している。バンクーバーには大きな病院もあり、緊急体制もととのっている。ただし、日本のように総合病院へ直接診療を受けにいくのではなく、必ず「ホームドクター」と呼ばれる医師を通して専門医を紹介してもらうことになる。「ウォークイン・クリニック」と呼ばれる診療所なら、ロングステイの人でも、ホームドクターの紹介や予約無しで利用できる。バンクーバーには、日本語のわかる医師もいる。歯科医師の場合は、直接それぞれの歯科診療所へ行けばよいが、必ず予約を入れること。
カナダの西海岸には130年以上も前から日系人のコミュニティがあり、今も活発に活動を行なっている。「バンクーバー新報」などの日本語新聞をはじめとする、日本語の現地出版物も多く、「隣組」と呼ばれる日系のシニアのためのサポート組織なども充実している。
電話は日本とほぼ同じ使い方。プリペイド式の携帯電話をレンタルすることもできる。日本のようなテレホンカードではないが、コーリングカードと呼ばれる電話用のプリペイドカードを利用することで長距離電話が割安で、大量のコインを用意する必要もない。
外国人でも預金口座を開くことは可能だが、クレジットカードや旅行小切手などを使うのがおすすめ。日本のATMカードが使える場合もあるので、日本の取引銀行に確認すると良いだろう。
自動車を利用すれば行動範囲は格段に広がるだろう。ただし、左ハンドルで右側走行というように、日本とは交通規制がことなるので、慣れるまで慎重な運転が望ましい。数週間単位で車を借りれば割安になるが、保険は十分にかけておくこと。クレジットカードと国際免許は必携。
カナダでは水道から出てくる水を直接飲んでも、基本的には心配ない。ただし、風土に慣れるまでは生水を飲むのは避け、湯冷ましか市販のミネラルウォーターなどがおすすめ。バンクーバーやビクトリアの水質はやや軟水。洗濯のときは、洗剤は日本より少なめに入れるのがコツだ。
キッチン付きのホテルなどでは、光熱費は宿泊費に含まれている。アパートなどを借りる場合も、光熱費は日本と比べてかなり安い。水道料金はない。アパートにはレンジやオーブン、冷蔵庫などが備えられている場合が多い。レンジやオーブンも電気を使うのが一般的。
充実した情報を揃えた観光案内所がある。日本語の話せる係員が窓口にいる場合もあり、親切な対応が期待できる。宿泊施設の紹介から、エンターテイメント情報まで、さまざまな相談にのってもらえる。