サイクリング

CYCLING

自転車や歩行者の専用道路が整備されているバンクーバーでは、サイクリングをする人が多い。自転車はスタンレー公園周辺や、ロブソン通りにあるレンタルサイクル店で借りられる。ヘルメット着用が義務づけられているので、ヘルメットも借りよう。

まずは、スタンレー公園の外周を回る(約10km)沿岸沿いのシーウォールから走ってみよう。ダウンタウンのビル郡からハーバー、ライオンズゲート橋、ノース・バンクーバーと次々に移り変わる眺望が美しい。途中、サードビーチあたりでひと息つくと、バンクーバー島を遠望しながら爽快感が味わえる。

体力に自信があるなら、奥深い自然が残るスタンレー公園中心部の道を行こう。木々のなかを走るオフロード・トレイルはアップダウンが厳しいが、静寂のなかのアクティブな走りが楽しめる。

オンロードが好きな人は、イングリッシュ・ベイかあフォールス・クリークに沿って走るといい。バラード橋からグランビル橋間には、雰囲気のいいカフェもある。コースはクリーク沿いにサイエンス・ワールド(科学博物館)方面、キツラノ方面と東西に延びている。

サイクリングのほかローラーブレードもおすすめ。これもレンタルサイクル店で借りられる。

スタンレーパーク・マップ

ぐるぅと一周で約2~3時間

時間には余裕をもって

公園の外周は約10kmなので、それだけなら1時間で回れますが、途中で見学や休憩、お茶をすると2~3時間は欲しいところ。

レンタル・サイクル店

レンタルショップは公園入り口近くのデンマン通り(Denman St,)と交差するウエスト・ジョージア通り(W. Georgia St.)とロブソン通り(Robson St.)の間に集まっています。料金は半日で25ドルから1日35ドル程度。

レンタル時には身分証明書(パスポート)とクレジットカードが必要。レンタル料にヘルメットカギが含まれます。

ハイキング

HIKING

バンクーバーのハイキングスポットは、山のあるノース・バンクーバーに集中している。中でも最も人気で気軽にチャレンジできるのがグラウス山。山頂まではスカイライドで一気に上がったところにある終着駅から、緩やかなトレイルがいくつも延びている。また、麗からスカイライドの終着駅まで上るグラウス・グラインドもある。スカイライドのかわりに、自分の足で麓から頂上まで853mの標高差を登る、2.9kmのトレッキング・コース。距離は短いがハードで、地元では大人気のコース。通常は1時間半から2時間弱のルートだが、これまでの最短記録は27分。9月にはタイムを競う大会も開催される。グラウスグラインドに挑戦した後、山頂でビールを飲みながらローカルと交流をするのも楽しい。

キャピラノ・リバー・トレイル

Capilano River Trail

初級(ウォーキング)コース

ダウンタウン近郊の気軽なハイキングコースとして、キャピラノ・リバー・トレイルは大人から子供まで楽しめる。キャピラノ川が刻んだ深い渓谷を見下ろす数々のビューポイントと、何百年にもなる巨大なモミの木、さらにキャピラノ湖から放水されるクリーブランド・ダムの勢いも圧倒される。

リンキャニオン・サスペンション・ブリッジ

Lynn Canyon Suspension Bridge

初級(ウォーキング)コース

リンクリークとシーモアリバーの豊かな水に潤された温帯雨林の森。樹齢数百年の樹が茂り、岩には苔が生え、夏でも涼しいハイキングが楽しめる。全長8kmのトレイルには吊り橋や滝もあり、所要時間は3時間ほど。園内のエコロジーセンターでは、環境をテーマにした映画の上映や展示、夏季にはネイチャープログラムも実施される。7月にはベリー摘みも楽しめる。

カヌー&カヤック

CANOE & KAYAK

ウォータースポーツが盛んなバンクーバーで特に人気が高いのがカヤック。海用のシーカヤックにはシングル(1人用)、ダブル(2人用)の2種類あり、安定性も抜群。艇の先端にあるペダルを踏むことで後部のラダー(舵)を操舵する。
ノース・バンクーバーのディープ・コーブにはカヌー&カヤックのレンタルやツアーを行なう会社がある。ひとりで参加する場合は、ツアーやレッスンに参加しよう。
ライフジャケットを装着したら、いざ漕ぎ出してみよう。腕全体を使って、パドルを押し出す感覚で漕ぐのがコツ。慣れればけっこうスピードが出るので、漕ぐのが楽しくなってくる。ダブルカヤックの場合、ふたりの息が合っていないと、パドルがぶつかって大変。
バンクーバー島などに、数日間カヤック・ツアーに行くというのが地元の人には人気だ。