カナディアンロッキーのハイライト「コロンビア大氷原」(コロンビア・アイスフィールド)の魅力

1億2千万年から1億7千500万年前の間に起きた地殻変動によって誕生したといわれるロッキー山脈

その太古の歴史を青白い輝きの中に秘めたコロンビア大氷原の上を歩く瞬間、誰もが時を越えた感動を全身で感じることができる。

北極圏に次いで北半球で最大規模の氷原で総面積は325ヘクタール。過去4回の氷河期を経て形成されたもので、最大時にはカルガリーまで達していたという。標高3747メートルの山頂を覆う巨大なコロンビア大氷原は、6つの氷河となって流れ出している。これは手を想像してみるとわかりやすい。

手のひらが大きなコロンビア大氷原。親指が雪上車のツアーで訪れ、歩くことができるアサバスカ氷河、人差し指がスタットフィールド氷河といった具合に、他にドーム氷河、コロンビア氷河、キャッスルガード氷河、サスカチュワン氷河がある。

雪上車のツアーで訪れ、歩くことができるアサバスカ氷河は、大氷原のほんの一部に過ぎないが、氷の厚さは一番厚いところで約350メートル、長さ約6キロメートル、幅約1キロメートルもある。年々解ける速度を早めながら、ここからはるか太平洋、大西洋、北極海へと流れ込んでいる。

アクセス
コロンビア大氷原まではバンフから車で約2時間30分、レイクルイーズから約1時間45分。ジャスパーからは車で約1時間30分。

カナディアンロッキーはレンタカーをする観光客がかなり多くいます。
レンタカーはカルガリー空港、バンフ市内、レイクルーズ、ジャスパーでも借りられます。

【日本語でかんたん見積もり】車旅はEasyRentCarsで!

服装と持ち物
スノーコーチの氷河ツアーに参加すると約20分ほど氷河の上に降り立つことができる。真夏でも氷の上は極寒なため、長袖の羽織るものを用意しよう。靴は歩きやすくて滑らないものがよい。天気がよければサングラスもあった方がよい。双眼鏡があれば、より大氷原を楽しむことができる。

アサバスカ氷河について
数世紀を経て形成されている氷河のもとは雪。毎年降り積もった雪が、厚さ30mを超えると下層部が圧縮されてプラスチック状の氷になる。さらに積雪が増えると谷間からあふれだし、氷河となって流れだす。氷河の氷が1cmできるのに12mの積雪が必要だといわれている。夏の融解期とその冬の積雪による回復を繰り返しているが、氷河の移動(後退)する距離は、過去1世紀ほどの間で1年間に平均約15m移動しているといわれている

スノーコーチ(Snowcoach)の凄さ

全長13m、高さ3.86m、重量19.5トンで最大速度は時速42km。直径1.5m、幅1mのタイヤが6つ付いている。32度の傾斜をものともせずに走行できる。56人乗りで、車内には前後、左右、天井に大きな窓があり、どこからでも外を眺めることができるように工夫されている。

アイス・フィールドパークウェイから見えるアサバスカ氷河の上をスノーコーチ(Snowcoach)と呼ばれる雪上車で進み降り立つことができる。

ツアーの申込は、アイスフィールド・パークウェイ沿いにある緑の屋根のアイスフィールドセンターで行う。ツアーは15分から30分毎に出ているが、特に夏場はバンフからの団体客が多いので、到着したらすぐに申し込むのが良い。時間指定もできる。日本語のツアーを希望の場合は申込時に伝えよう。

ツアーはアイスフィールドセンターから氷河手前までシャトルバスに乗車して移動する。そこで雪上車に乗り換える。氷河観光後はグレーシア・スカイウォークにも寄る。

アイスフィールド・パークウェイ(93号線)周辺のおもな見どころ/観光スポット

きらめく氷河を身にまとった荒々しい山々に、透明な水を静かにたたえる湖。そんなカナディアン・ロッキーのハイライトともいえるのが、アイスフィールド・パークウェイだ。全長約290kmの道路は、カナディアン・ロッキーの中心、バンフ国立公園とジャスパー国立公園を貫いて進む。

レイクルイーズから北へ向かうハイウェイ93号線(アイスフィールド・パークウェイ)は、マッタ―ホルンの初登頂者、エドワード・ウィンパーをして「スイスを50ばかり一か所に集めたようだ!」と言わしめたゴールデンルート。目に見えるすべてが見どころといってもいいこのルートは、ツアーでじっくりとガイディングを聞きながら時間をかけて回りたい。バンフやレイクルイーズ発のコロンビア大氷原1日観光に参加するとこのルートを通る。

クロウフット氷河

アイスフィールド・パークウェイをコロンビア大氷原に進むと、ボウ湖の南端にやがて左側の山の斜面に50?の厚みのある巨大な鳥の足のような青みが強い氷河が見える見晴らしポイントがでてきる。19世紀初頭に発券された当時はカラスの足を思わせる3本の氷河が延びていた。しかし、今では一番下の足が消滅してしまったため、2本のみとなってしまった。

ボウレイク

アイスフィールド・パークウェイをコロンビア大氷原に進むと、左側に見えてくる湖。レイクルイーズから約30?、車で約20分のところにある氷河湖でバンフ国立公園で3番目に大きい湖。ボウ氷河の解け水が堆積物(モレーン)でせき止められてできた氷河湖でボウ川の源流でもある。ターコイズブルーに輝く湖の向こうに赤い屋根のナムタイジャ・ロッジが建つ湖畔はカナディアンロッキーの絵葉書のような風景。

ペイト・レイク

レイクルイーズから約40分、車で約30分のところにある氷河湖。ボウ湖のすぐ先にあるこの峠は、アイスフィールド・パークウェイの最高地点(2070メートル)。バンフやジャスパーなどよりあきらかに気温が低く、曇ったときなど夏でも肌寒いほどだ。ペイトー湖を見下ろす展望台へは、下の駐車場に車を停め5分ほど坂道を歩く。この道路沿いは高山植物の宝庫となっている。観光バスは上の駐車場に着くため坂を歩かずに済む。湖水の色が、夏はコバルトブルー、秋はエメラルド・グリーンと季節や時間帯によって変化することで知られる。ボウ峠の展望台から眼下に望み、雄大な眺望を楽しむことができる。周囲の山肌が影を落とす時間、特に湖面に対岸の山々がひときわ美しく映る早朝がベスト。

スノーバード氷河

マウント・パターソンの裾野に広がる壁岩の氷河で、クロウフット氷河と同様、羽を広げた鳥が下降している姿に見えることから名付けられた。壁岩の氷河としてはロッキーでも有数の美しさ。現在は温暖化のために氷河が溶けて、胴体と尾の部分が分かれている。

ウォーターフォール・レイク

スノーバード氷河からコロンビア大氷原へ進むと、左側に見えてくる湖。アッパーとローワーの2つに分かれており、ローワーの氷河湖は小さいが美しい。背後にはピラミッド型のマウント・ケフレンを望める。

ミスタア渓谷

ペイトレイクを過ぎると、ノース・サスカチュワン川に向かって長い下り坂に入る。その途中、左側にミスタヤ渓谷の駐車場がある。渓谷までは歩いてすぐ。ジャスパーのマリーン渓谷などに比べると規模は小さいが、ドライブの疲れを癒すのにピッタリの美しい渓谷だ。

激しく流れるミスタヤ川の水により、石灰岩が削られできた渓谷です。アイスフィールド・パークウェイ沿いの駐車場から10分ほど歩いたところにあります。ちなみに、ミスタヤとは先住民族の言葉で「grizzly(灰色がかった)」を意味します。

サスカチュワン・クロッシング

バンフとジャスパーの中間地点にあり、アイスフィールド・パークウェイ(93号線)と11号線が交差する場所にある。ガソリンスタンドや宿泊施設、ギストショップなどがある。 アイスフィールド・パークウェイ沿いで給油できるのはここだけなので、レンタカーの場合はチェック。

すすり泣く壁

垂直に切り立った大岩壁から雪解け水が幾筋にも分かれながら流れ落ちるために「すすり泣く」と名付けられています。

ビッグ・ヒル

アイスフィールド・パークウェイで最も道路が湾曲する「Big Bend(大曲がり)」を超えたところにあるビューポイト。氷河に削られたU字谷が見渡せるカナディアン・ロッキーならではの雄大な景色が広がっている。蛇行しながら上り詰めたところがサンワプタ峠だ。ここからジャスパー国立公園に入る。

カナディアンロッキーのハイキングコース(アイスフィールド・パークウェイ沿い)

『ナショナルジオグラフィック』誌で世界の絶景の道の1つに選ばれたアイスフィールド・パークウェイ。広大な大自然、太古から続く氷河、深い渓谷、青く染まった高山湖が次々に現れるルートです。また、沿道から始まる多くのトレイルでも同じような絶景を楽しめます。パークウェイの途中には、ミスタヤ渓谷などの見どころも多く、ちょっとした遊歩道やロードサイドのビューポイントがいくつもあります。決して見逃さないように。

パーカーリッジ

Parker Ridge Hiking Trail

パーカーリッジ・ハイキングコースは最初のうちはそれほど特別なルートには思えません。ところが、尾根に到達すると、アイスフィールド・パークウェイ沿いのコースの中でも人気を集める理由がわかるはずです。パーカーリッジの山頂からは、畏怖の念さえ感じるサスカチュワン氷河や、渓谷に流れ込むノースサスカチュワン川を一望できます。

難易度:初級 距離:1周4.8 km 所要時間:2時間 高低:270 m

ボウ氷河滝

Bow Glacier Falls Hiking Trail

“アイスバーグレイク”やボウ氷河の断崖に水しぶきを上げるボウ氷河滝。歩きやすいトレイルの終点にあります。出発点はボウ湖の湖岸。やがて急流の渓谷(足を延ばしてぜひ見学を)を通り過ぎると、岩の多い下りの道に変わり、滝の下に到達します。

ヘレン・レイク

Helen Lake Hiking Trail

深い森が続くヘレン湖トレイルは、まるで高山版の“不思議の国”に迷い込んだような雰囲気です。樹木境界線の標高を超えて森が途切れると、ロッキーエリア屈指のランチスポット、ヘレン湖に到着します。夏の数週間は、辺りに生息するマーモットが姿を見せ、カラフルな野生の草花も目を楽しませてくれます。

ウィルコックスパス

Wilcox Pass Hiking Trail

ウィルコックスパスからは、絶景と呼ぶにふさわしい眺めが楽しめます。この辺りは樹木境界線が低いため、登り始めてから比較的早い段階で素晴らしい眺望が開けます。アサバスカ氷河の周囲には、アサバスカ山やスノードームなどの名山がそびえ立ち、尾根から見事なパノラマを堪能できます。この峠の最高地点を示す大きなケルン(石積み)を探してみましょう。

難易度:中級 距離:往復9 km
高低:140 m 所要時間:2 – 4時間
難易度:中級 距離:往復12 km
高低:450 m 所要時間:4 – 5時間
難易度:初級 距離:往復8 km
高低:335 m 所要時間:3時間