花の都『ビクトリア』

19世紀の英国をしのばせつ建物が並び温暖な海洋性気候に恵まれた保養地

バンクーバーの西に、ジョージア海峡をはさんでうかぶバンクーバー島。島といっても総面積は九州とほぼ同じ。その最南端に位置するのが、ブリティッシュ・コロンビア州の州都ビクトリアだ。穏やかな気候に恵まれ、美しい街並みをもつビクトリアは、観光地、保養地として地元からも親しまれている。
街の歴史は1843年、ハドソン・ベイ・カンパニーが西部地方の毛皮貿易の拠点として、英国からに開拓者に築かれたことに始まる。1849年にはイギリス領植民地となり、時のイギリス女王の名を取り「ビクトリア」と名付けられたこの町は、今もチューダー朝やビクトリア朝の建物が立ち並び、今もアフタヌーンティやガーデニングなど、英国風の生活習慣を色濃く残している。まるで19世紀の英国をそっくりそのまま再現したかのようである。
英国風の気品と落ち着きをたたえた街のたたずまい、それに加えてここには、英国にはない恵まれた自然条件がある。三方を海に囲まれ、インナーハーバーにはヨットやクルーザーがうかぶ。港の南側にはホアン・ド・フカ海峡が横たわり、そのはるか向こうに米国ワシントン州のオリンピック州立公園の山々に残る氷河をみることができる。こんな素晴らしい環境の中で、のんびりと生活をおくってみたいと近年は定年後のロングステイ先としても人気だ。

ビクトリアの歩き方

インナーハーバー周辺

インナーハーバーを囲むようにして建つ州議事堂と、フェアモント・エンプレス・ホテル。この二つの建物がビクトリアのシンボル。エンプレス・ホテルの前を南北に走るガバメント通り(Goverment St.)は、ビクトリアのメインストリートで観光施設やショップ、レストラン、デパートが集中している。
ダウンタウンの主要ポイントはコンパクトにまとまっているので歩いて十分回れる広さだが、タリホーとよばれる英国風馬車にのって雰囲気を味わってみるのもいい。おなじみ2階建ての赤い観光バスも走っている。

 

ダウンタウン周辺

ガバメント通りと平行して走るダグラス通り(Douglas St.)からフォート通り(Fort St.)に入り先に進むとアンティックの店が軒を連ねる。
ダウンタウンの北には北米一小さなチャイナタウンや、南には地元の人がジョギングや散歩を楽しむビーコン・ヒル公園がある。