ブッチャートガーデンを120%楽しむ!

ダウンタウンの北約21 kmのところに位置するビクトリア最大の観光ポイントであるブッチャート・ガーデン。「花の街ビクトリア」を象徴するこの広大な庭園には、季節によって異なる種類の花が楽しめる。

チューリップやスイセンなど何万もの球根と木々がいっせいに花開く春、6月下旬にはバラ園には数百種類のバラが咲き誇る。夏は一年草や多年草、そして日本庭園の紅葉の秋は11月まで続き、冬にはヒイラギの赤い実が花のないガーデンを飾る。

庭園が最も美しいのは4月中旬から10月中旬にかけて。カナダの花は開花期間が長いものが多く、それを活かし、また必要に応じて植え替えを行うことによって、春から秋にかけてのハイシーズンにはどの花壇も常に満開に保たれている。

11月になるといっせいに球根が抜かれクリスマスの準備が始まる。クリスマスシーズンの12月1日から1月上旬は庭園いっぱいにまるで宝石を埋めつくしたようにクリスマスライトが飾られる。ガーデン入口では、聖歌隊による賛美歌の合奏で迎えてくれる。

この時期になるとバンクーバーからの日帰りツアーがたくさんでる。夏のツアーが7時30発から12時間の観光に対し、この時期は9時30発の12時間の観光になる。冬は4時半頃から薄暗くなるため、十分日帰りで楽しむことができるというわけだ。

庭園は、かつてセメント用の石灰岩が掘り出された採掘場であった。1906年、22ヘクタール(約7万坪)の石灰岩採掘場跡のうちの自宅周辺の3万坪に夫人が花や低木を植えたのが始まり。

広大な敷地に広がる庭園は、花を一つ一つじっくり観賞したい人は1時間以上かけてゆっくりまわってみたいが、ポイントをおさえるだけなら1時間もあればまわれる。

では、受付で配られる日本語マップをもとに紹介していこう。園内にはサンクンガーデン、ローズ・ガーデン、日本庭園、イタリア・ガーデンの4つに大きく分けられている。

ブッチャートガーデン Point1

まずはブッチャートガーデンの最大のハイライトであるサンクンガーデンへ

庭園の出発点は花におおわれブッチャートガーデンと記された大きなサイン。右手にベコニア棚を見ながら左折し進んでいくと見晴台から眺めるサンクンガーデンの眺望が飛び込んでくる。緑の芝生に虹色に描き上げた絵のような美しさは、診る者すべてのため息を誘う。ここは元セメント工場用の石炭採掘場だった場所で、掘り尽くされた窪地跡を“沈んだ庭(Sunken Garden)”と夫人が名前を付けた。見晴台から見て右手奥には当時のセメント工場の大きな煙突も見える。

ブッチャートガーデン Point2

ロス噴水から芝生の丘、ダリアの小道へ

サンクンガーデンをぬけるとブッチャートガーデン創設60周年を記念して建設されたロス噴水がある。採掘場の絶壁は当時のまま自然に残されており、そこにはツタが生い茂っている。夏の日没後とクリスマスシーズンは色とりどりの照明が噴水を飾る。ロス噴水からポプラ並木の道が続く。順路に従って左手に進むと夏の土曜の夜に打ち上げられる花火のショーを楽しむ場所があり、右手には芝生のコンサート場がある。芝生の丘を下るとダリアの小道が待っている。

ブッチャートガーデン Point3

甘い香りに誘われてバラ園へ

色鮮やかにサク大小さまざまなダリアの小道をぬけると庭園中央に位置するバラ園が広がっている。赤、白、黄色、ピンク、紫といった美しい彩りとそこに漂う甘い香りに誰もが酔いしれる。バラ園の特徴は夫妻の意思で、庭園内のほかの草花には名前の標識が記されていないが、唯一バラ園だけに品種名や原産国が記されている。バラ園をぬけるとイタリアでデザインされたチョウザメの噴水がある。

ブッチャートガーデン Point4

情緒あふれる日本庭園

チョウザメの噴水の先、朱色の鳥居をくぐると日本庭園がある。1906年ブッチャート夫人が日本人の庭師岸田イサブロウ氏に援助を受けてはじめたものだ。秋になると紅葉が美しい。

ブッチャートガーデン Point5

イタリア庭園

日本庭園をむけると星の池がある。その隣には左右対称のデザインが特徴のイタリア庭園がある。ブッチャート夫妻の自宅の脇にあるイタリア庭園は元々はテニスコートだった場所。イタリア庭園から植物識別センターがある遊歩道をむけるとアフタヌーンティなどが楽しめるレストランがあり、出発地点に戻ってくる。庭園内で気になった花の名前は植物識別センターか、インフォメーションセンターでもらえる「フラワーガイド」を参考にしよう。

ブッチャートガーデン Point6

ギフトショップ

ブッチャートガーデンで人気があるのは美しい庭園だけではない。庭園で色とりどりに咲いているフラワーバスケットや花の種、カレンダーなどがおみやげに人気。ここでしか手に入らないものが多いので、気に入ったものがあれば買っておこう。

ブッチャートガーデン Point7

レストラン

ブッチャートガーデン敷地内のレストラン(The Dining Room Restaurant)では、毎日12:00?15:00の間アフタヌーンティも楽しめる。

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